順読み・逆読みイメージとサブチャンネルデータの編集

・SvCDMaker1.01の使い方・注意点

環境については、順読みCCDファイル「read.ccd」、順読みイメージ「read.img」、順読みサブチャンネルファイル「read.sub」、逆読みイメージ「backward.img」はハードディスクDドライブに全て集めてあります。
*逆読みサブチャンネルファイルは順読みサブチャンネルファイルで代用します

作成するイメージファイル名は「The_SiN.img」、保存先は
ハードディスクDドライブとします。

順読みファイルを[SourceA]に入れます。(空欄をダブルクリックしてファイル指定ダイアログを開いてファイルを指定)
逆読みファイルを[SourceB]に入れます。 (同上)
編集後のファイルの作成場所およびイメージファイル名を[Destionation] に入れます。(同上)
*設定は初期のままで変更しないで下さい。(「SourceB Compare Direction」は「normal」、「Target」は「SourceA」)

ファイルの指定が終わったら[Compare]ボタンを押して下さい。
順読みファイルと逆読みファイルの比較が始まります。

*readRev GUI版で範囲指定して読みこんだ逆読みイメージを使う場合以下のようなメッセージが出ます。

気にせずに「はい(Y)」ボタンを押して続行して下さい。

…比較が完了すれば「Compare Result」に不一致セクタの一覧が表示されます。

今回の場合は「32」セクタから「2028」 セクタまでの連続するセクタでした。
*注意:逆読みに使うドライブや環境によっては同じCDを読んでいても結果が違う場合があります。

Alpha-ROMがVer1.1の場合は連続する2000セクタが不一致となれば完璧なのですが、残念ながらなかなか完璧に読むのはかなり難しいです。
Alpha-ROMがVer1.2の場合は以下の様に連続する2セクタが不一致となれば完璧です。

続いてSCCGかSCCで出た結果を基にイメージファイルを編集します。
まず「Script」ボックスの下にある[Create]ボタンを押して下さい、すると…
「Script」ボックス内に2重化セクタを切り出すためのスクリプトができます。

これだけでは不十分なのでSSCGorSSCを使って2重化セクタの位置を検出』でメモしておいた2重化セクタの範囲を元にイメージが完成するようにスクリプトを編集します。
(今回実験で使用したTactics『罪囚_The SiN_』だと「29-2028」)
オリジナルディスクによって強制範囲の値は変わります、必ずSSCGやSSCで調べておいて下さい。

*スクリプトの書式はHelp(「Help on」ボタンを押せば見れます)
を見てください。意外と簡単です…。
赤四角で囲まれた[Edit]ボタンを押してスクリプトを編集します。


今回の場合はスクリプトの書式はこうなります。
編集が終わったら赤四角で囲まれた[View]ボタンを押して編集を完了させます。


あとは赤四角で囲まれた[Make New Image]ボタンを押して下さい。
ファイル保存のダイアログが開きます ([Destionation] で指定したフォルダとファイル名がでます)ので[保存]ボタンを押して下さい。
これで2重化セクタを再現したイメージが出来ました。

 

・サブチャンネルファイルの編集
次にサブチャンネルファイルを2重化します。
*サブチャンネルファイルは順読みの物を流用しますので逆読みファイルを用意する必要はありません。

編集済みサブチャンネルファイルは「D:The_SiN.sub」に保存します。
編集後のファイルの作成場所およびファイル名を[Destionation] に入れます。

先ほどイメージを編集した時のスクリプトを利用してサブチャンネルファイルの編集を行います。

赤四角で囲まれた[Edit]ボタンを押してスクリプトを編集します。

「A」と「B」を全て「S」に書き換えて下さい。

今回の場合はスクリプトの書式はこうなります。
編集が終わったら赤四角で囲まれた[View]ボタンを押して編集を完了させます。


あとは赤四角で囲まれた[Make Sub File]ボタンを押して下さい。
ファイル指定のダイアログが開きます ([SourceA] と同じフォルダと[SourceA]のファイル名.subがでます)ので[開く]ボタンを押して下さい。
するとファイル保存のダイアログが開きます ([Destionation] で指定したフォルダとファイル名がでます)ので[保存]ボタンを押して下さい。



これで2重化セクタを再現したサブチャンネルファイルが出来ました。

最後にccdファイルを用意します。
これは順読みの物をそのままリネームして使用します。
今回の実験では「read.ccd」から「The_SiN.ccd」にリネームして完了です。
これで全てのファイルが揃います。

上記の手順どおりイメージとサブチャンネルファイルの編集が終わりましたら